買っちゃったReport

AirTOOL

最終更新日 2008年 9月 21日 (日)(コトあるごとに更新中)

購入後・実際に使ってみての素直なレポートのシリーズ
小型電動ポンプ AirTOOLです。

はじめに

よく通販誌などで見かけることでしょう。自動車、自転車、ボール等々、いろいろ使えて小型で携帯にも便利な電動ポンプです。主に自転車に使うことを目的として購入しました。普通 の手動や足踏み式のポンプが安けりゃ1000円程度で買えるというのに、結構いい値段。ちょっと思いきった買い物になりました。

本体と調圧器(写真左)がメイン。これを接続して使います。このままで自動車のタイヤに使えます。自転車やボール等に使うには付属のアタッチメントを使用します。写真中央にあるのは自転車用アタッチメントです。

電源は付属バッテリー(ニッカド6V)または12Vのシガーソケット。写真はバッテリーを装着した状態。ACアダプターが付属し、これで充電します。急速充電ではありません。ACでは使えません。というわけで、購入した直後はバッテリーでは使えません。まず充電。

漏れる!

充電が完了し、まず空ふかし。ボタンを押すと「バリバリ!!!」という豪快な音とともに空気が吹き出します。空気の出方は「少しずつ、力強く」という雰囲気。それはいい、自転車に空気を入れてみよう。

自転車に空気を入れるためにはアタッチメントが必要です。アタッチメントは本体や調圧器に使うのではなく、自転車側に取り付けます。つまり自転車を自動車と同じ形状にするためのアタッチメントだったのでした。うーん、ちょっと面倒。

取り付け前 取り付け後

で、ここに調圧器を取り付け、調圧器にポンプ本体を取り付けます。いざスイッチON! がしかし、アタッチメント部分からスカスカという音を立て、空気がもれます。ほとんどタイヤ内に空気が入ってくれる気配がありません。こりゃ欠陥か?それとも僕の自転車との相性か? よくわからないけどちょっと使い物になりません。

そこで、普通の自転車のポンプにある、あの洗濯バサミのようにはさんで空気を入れるモノを自転車屋で購入しました。幸い調圧器にピッタリ接続できます。このあたり規格があるのでしょう。ちなみに「トンボ口」というモノらしいです。

トンボ口

調圧器にトンボ口を取り付け、トンボ口を接続。

結果は大成功。ほとんど空気が漏れることなく力強くタイヤが膨らみました。
調圧器はダイヤルで調整することにより自由に(9kg/cm2まで)調整できます。設定した圧力になると調圧器から空気がもれ、それ以上の圧力にならないようになっています。なかなかよろしい。

バッテリーは急速に減る

上記のとおりバッテリーは急速充電ではありません。10時間ほどかかります。しかし、説明書によると使えるのは30分。実際はもっと短いような気がします。自転車のタイヤを空気が完全に抜けた状態から規定(僕の場合、4kg)圧力まで空気を入れると、数本が限界かな?という感じ。いざ、空気を入れたいという時にバッテリーがほとんど無かった、なんてことにもなりそう。できればきちんとした専用チャージャーがあり、フル充電されたら自動的に充電停止するような機能があればうれしいのですが…。

12Vバッテリーを

そんなわけで、別途持っていた12Vの鉛シール蓄電池を使ってみました。シガーアダプターのメスを購入し、これをバッテリーに接続。付属のシガーアダプターを接続して使ってみると…実にパワフル。容量がでかいからか、パワーが落ちません。これなら「いざ」という時でも使えます。

ベンチマーク

というわけでベンチマーク。
僕の自転車(マウンテンバイク、26×2インチのスリックタイヤ)の空気を抜き、規定の4kg/cm2まで充填するのにどのくらいの時間がかかるか測ってみました。

付属6Vニッカドをフルチャージ後 約35秒
12V鉛シール蓄電池フルチャージ後 約31秒


ま、あまり変わりませんでした。

気になるのは上記、バッテリーの減り。というわけで上記ベンチマーク後、付属バッテリーがどのくらい使えるか試してみました。同様にマウンテンバイクのタイヤを充填するのにかかる時間です。

2回目 35秒
3回目 35秒
4回目 40秒
5回目 46秒
6回目 46秒
7回目 51秒
8回目 24秒後にモーター停止。


自転車は7本が限界。マニュアルの「30分」には到底及びませんでした。実際にはバッテリー保存時の自己放電もあるでしょうから、もっと少ない本数で限界になりそうです。
ただし、自転車のタイヤは結構圧力が高いです。それだけ負荷がかかるということなので、たとえばエアマット等、圧力の低いものであれば、もっと長時間使えるのかもしれません。

ちなみにマニュアルには自転車は「1〜2分」と書いてありました。実際にはそれよりずっと短時間でした。

まとめると

自動車には良いでしょう。シガーアダプターは結構コードが長いのでリアタイヤでも充分届くでしょう。小型とはいえ「携帯」できるほど小さくはありませんが、自動車のトランクにしまっておいて邪魔になる大きさではありません。
自転車で使うのであれば、必ず「トンボ口」を買いましょう。自転車用品店で数百円で買えます。

結局…普通の手動や足踏み式のポンプが安けりゃ1000円程度で買えるというのに、簡単とはいえ高いモノではありますが… 真夏に汗だくになってポンプをガンガン上下させるのと、ボタンひとつを軽く押すだけで1分でOKと、どう感じるか、でしょうか…。


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