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Blueな気分いわゆる自己満足アマチュア的・そして"禁断の"カラーマッチングカラーマッチング。 (1)はじめにひとくちに「カラーマッチング」と言ってもいろいろあります。とりあえず、アマチュアレベルでの最終出力形態であろう、プリントアウトしたものが、いかに目的の、自分の意図した色になるか、そしてそのような色で出力されるイメージをいかに簡単に得るか、そのためにどのように設定すればいいのか、それを自分なりに探ってみました。 まずはおことわり。ここでのコンセプトは次の点。
1.は、まずは、とにかく、インチキであっても、手法として間違いであっても、最終的に望みの色が得られればいいという事。そのためには本来なら正確に調整しておくべき部分を調整せず、または意図的に狂わせたままという事もあります。 (2)コンセプト…理想と現実MacintoshにはColorSyncという、システムレベルでのカラーマッチングシステムが準備されているため、比較的簡単にカラーマッチングが可能(のはず)です。しかし、どうもそれらはある特定下の条件でうまくいくのか、自分が普段に使っている環境下でばっちりと色が合ってくれるかというとそういうわけではありません(つまりこれは「自分の環境」というのが「いい加減」ということ)。プロならば、まずは環境をきちんと設定するなどの準備をすることでしょう。しかし… 正確なカラーマッチングには、まず「周辺の光」から重要になります。そしてこれは標準的には、D50(5000K)に合わせることになっているようです。しかし、まず、現実的に、一般ユーザーがパソコンを置いている部屋の照明の色温度を調節する機構は無く、しかも日本の居間では例えば蛍光灯など、5000Kより高めの色温度の照明を使うのが一般的です。ここにまず理想と現実のギャップがあります。できれば、ごく普通に暮らす環境下でパソコンを使いたい。 そこで目標として、「普通の生活環境」を基準としてのカラーマッチングを目指しました。もちろん無理があるので、完璧に合わせることは不可能です。でも、それなりに納得できる結果くらいは欲しいじゃないですか。 で、自分がパソコンを使っている環境。…蛍光灯を照明としたリビングルーム。色温度を測った事はないけれど、間違い無く5000Kより高いでしょう。 というわけで、コンセプトを違った角度から上げておきます。
こんなとこでしょうか。 (3)環境・文献・ツールまず、本サイトにて紹介している方法は以下の環境にて実施したものです。
PC本体については最近のMacであれば問題ないでしょう。OS-Xもプロファイルのフォーマット自体は変わらないので同じように摘要できると思われますが、使用しているツールのほとんどがClassicアプリなので、結局Classic環境でいじることになります。は、OS-Xについては未確認ですが、プロファイルのフォーマット自体は変わらないはずなので同じように適用できるとは思われます。 また、本ページで紹介している方法を実施するにあたり、以下の文献が大変参考になりました。カラーマネジメントについて詳しく書かれている数少ない貴重な文献です。
ここで使用しているソフトは以下のとおりです。
ColorSync Profile Inspectorと、CreateMonitorProfileは、AppleのFTPサイトのデベロッパー関連のディレクトリ内にて公開されているデベロップメントキットの中にあります。例えば以下の中です(バージョンアップとともに変更される可能性があります)。 ftp://ftp.apple.com/developer/Development_Kits/ColorSync_3.0.3_Mac_SDK/ 注)CreateMonitorProfileについては、文献「カラーマネジメント!」に付属のものには不具合があるようなので、もし使用するのであれば上記AppleのFTPサイトよりデベロップメントキットを入手することをお勧めします。 また、ここでは使用例は紹介していませんが、SyncCheerが入手不能であれば、例えばBen Friffin氏の「Profile Editor」も使えるのではないかと思います。一応、紹介のみ。他にも探せば様々なプロファイルエディタが存在するものと思われます。
おことわりここで紹介している方法は単に個人の趣味の範囲で行っていることです。その目的は「自由な環境においてできるだけ簡単なカラーマッチングを得ること」であり、決して正しく厳密なカラーマッチングの手法を説明するものではありません。というわけで、ここに書いてある内容が正しいカラーマッチング技法だとは思わないでください。 著作権とか非常に重要な問題です。ここで問題になるのは、プリンターメーカーが作成したプロファイルのデータに手を加えるというプロセスです。言うまでもなくオリジナルのプリンタプロファイルは各プリンタメーカーの著作物です。というわけで、それに手を加えたプロファイルはここで公開しません。また、一般的に「逆アセンブル等で人間が読み取り可能な形にしてはならない」という制限があります。というわけで、メーカーから提供されているプロファイルを、例えばColorSync Profile Inspector等で確認した内容をここに載せること(読み取り可能な形にすること)は避けています。
By jtakao |